● 自然死・老衰死

  

(1)自然死とは

(2)老衰死 

用語一覧へ戻る  『私が選ぶ、私の死』角川文庫参照


(1)自然死とは

 もう回復が不可能とわかってから本人の意思表示が明確であれば延命のための医療行為を中止しても違法ではありません。それは自然な死を迎えさせる通常の医療判断範囲であると定めた法律が1977年カリフォルニア州で成立しました。それは「自然死法」と名付けられました。そして、この法律は各州にも次第に広がっていきました。 日本でいう「尊厳死」はこの「自然死」と基本的に同じ内容といえます。

 

 

 


(2)老衰死

 高齢者が死因と推定できる病気が無く、老衰によって自然に生を閉じた時は老衰死といいます。原因となる病気があって、しかし回復の可能性が無く、これ以上の治療行為をするのは患者に負担をかけるだけであり、治療義務はないと判断して治療行為を中断するのは、許容されますし、法的違反性はありません。それを尊厳死または消極的安楽 死という場合もありますが、横浜地裁の判決では、単に許容される医療行為の中止で たりる、といっています。アメリカでは「自然死」といっていいます。日本での死亡診断書では、65歳以上では老衰死は5.1%で先進諸国の中では最高である。東京都監察医務院などの報告によれば、3%と考えられ、85歳くらいを中心 に狭い年齢幅に集中しているとされています。

 

 


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