終末期関連用語集


● 終末期

  (1) 終末期とは

  (2).終末期医療とターミナルケアの違い

  (3)終末期 前期・中期・後期とは

  (4)終末期前期 患者と家族へのケア

  (5)終末期中期 患者と家族へのケア

  (6)終末期後期 患者と家族へのケア

  (7)死亡直前の患者と家族へのケア

 

用語一覧へ戻る 『私が選ぶ、私の死』角川文庫参照

(1) 終末期とは

 医師によって不治の病であると診断をくだされ、それから先数週間ないし数カ月(およそ6ヶ月以内)のうちに死亡するだろうと予期される状態になった時期をいいます。

 

 


(2)終末期医療とターミナルケアの違い

 終末期になれば治らないのだから、医療という言葉は適当ではありません。対応はキュアからケアにかわるべきです。したがって、

 「終末期ケア」というべきであろうが、終末期医療またはターミ ナルケアという言葉が使われてしまっています。

 

 


 

(3)終末期 前期・中期・後期とは

「老人診療マニュアル」日本医師会から抜粋

 ●前期とは 余命6ヶ月〜数カ月と考えられる時期をいいます。

         (推定は困難な時期が多いです)

 ●中期とは あと数週間と考えられる時期をいいます。

 ●後期とは あと数日と考えられる時期をいいます。

 ●そのあとは、死亡直前期といいます。

 

 


(4)終末期前期ケアと家族への対応

 患者に対するケア

   痛みその他の症状のコントロール、精神的に支える、身辺整理への配慮、緩和治療(輸液、輸血、放射線治療など)をします。

 家族に対するケア

   病名告知に関する悩みへのケア、老人や子供への病名告知死の受容への援助します。

 

 


(5)終末期中期ケアと家族への対応

 患者に対するケア

   高カロリー輸液の中止、輸液の減量、ステロイドの使用、日常生活への援助、宗教的配慮をします。

 家族に対するケア

   やがて死を迎えることを予期して悲嘆への配慮。できるだけ長生きして欲しいが苦しめたくない、という気持ちの葛藤への配慮などをします。

 

 


(6)終末期後期ケアと家族への対応

 患者に対するケア

   輸液中止の考慮、混乱への対応(セレネースの投与)患者がもっとも楽な体位をとらせる工夫をする鎮静の考慮します。

 家族に対するケア

   看病疲れへの配慮、蘇生術の施術を家族と相談します。

 

 


(7)死亡直前期のケアと家族への対応

 患者に対するケア

   最後まで人格をもった人として接する、死前喘鳴(気道内の分泌物によりゴロゴロという音が出る状態)への対応(ハイスコポラミンの皮下注射)、手を握る、髪をなでるなどの非言語的コミニケーションをはかります。

 家族に対するケア

   死亡直前の症状の説明(苦しそうでも患者は苦しくない事の説明・これはもう少し前から終末後期からしておくほうがよい)家族にできること(優しく呼びかける、手足をなでる)を伝えます。聴覚は最後まで残るので、呼びかけてあげることをすすめします。

 

 


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